【再生医療】民間臍帯血バンク 契約終了後も保管2100件 厚労省が初の調査
自身や血縁者の将来の病気に備えて赤ちゃんのへその緒の血液(臍帯血=さいたいけつ)を保管する民間の臍帯血バンクで、約2100人分の臍帯血が契約終了後も保管されていることが12日、厚生労働省の調査で分かった。厚労省は廃棄などの適切な対応を求めるとともに、バンクに対し業務内容などを届け出るよう通知を出す。調査は、他人の臍帯血を国に無届けで投与した再生医療安全性確保法違反事件を受け、厚労省が全国の産科施設から情報を得て初めて実施した。