【北朝鮮制裁決議】石油禁輸の効果に疑問 自前の石炭液化で代用可能 有力シンクタンク研究員が指摘
北朝鮮の、中露国境に近いラソン経済特区にある石油精製所=2016年7月(AP)国連安全保障理事会が11日採択した北朝鮮に対する追加制裁決議は、北朝鮮を核放棄に向かわせる効果があるのか。有力政策研究機関「国際戦略研究所」(IISS)のピエール・ノエル上級研究員は、仮に中国が北朝鮮に対して石油の全面禁輸を断行したとしても、北朝鮮は自国で大量に産出される石炭を液化させてエネルギー源とすることができるので「効果はない」と指摘する。