【交通事故】スピード=悪とは限らない 人身事故の89%は時速40キロ以下で発生
■全事故の90%以上が速度を守っているなかで発生交通事故の原因というと、イの一番に「スピードの出し過ぎ」が頭をよぎるだろうが、本当にスピードは悪なのだろうか? 警察庁交通局のまとめた「交通事故の発生状況」という資料を見てみると、じつに興味深いデータが載っている。「事故直前速度(※)別事故発生状況」のデータによると、人身事故の61%は時速20キロ以下で発生! 時速40キロ以下も28%で、なんと全体の89%が時速40キロ以下の低速域に集中している。