【解剖医不足】公立病院でも警察解剖 法医学教室以外で初-死因究明、体制充実に 大阪
司法解剖などを担う解剖医の慢性的な不足に対応し、「府立大阪はびきの医療センター」(大阪府羽曳野市)が4月から、警察の要請で死因を調べる「新法解剖」の受託を始めた。大学病院の法医学教室以外の場所で行うのは全国初といい、関係者は体制充実や死因究明の質向上を期待する。新法解剖は、2013年4月施行の「死因・身元調査法」に基づき、司法解剖するほど事件性が濃くない場合でも、警察が死因究明が必要と判断すれば遺族の承諾なく解剖できる制度。