【社会】基地内の建物から飛び降り~自衛隊員の“過労自殺”和解 国が7400万円支払い/大津地裁
平成18年に航空自衛隊奈良基地(奈良市)に勤務していた男性隊員=当時(49)=が自殺したのは、長時間勤務で鬱病を発症したのが原因だとして、滋賀県に住む妻ら遺族が国に約7900万円の損害賠償を求めた訴訟が、大津地裁で和解したことが27日、分かった。国が和解金として7400万円を支払う内容で、12日付。月100時間の残業…遺書「部下不在で業務負担大きい」訴状によると、男性は18年4月から、基地内にある幹部候補生学校総務課に所属し、記念行事の準備や対外交渉、部下の管理指導などを担当。