【イラク/クルド】クルドの要衝キルクーク、イラク軍「全域掌握」と宣言
イラク軍は16日、クルド自治政府が実効支配をしている油田地帯北部キルクーク県にある県庁舎や油田など重要拠点を一気に制圧し、「全域を掌握した」と宣言した。軍司令官が国営テレビを通じ、声明を発表した。イラク軍は15日の進軍開始から1日で、自治政府の要衝を押さえた。キルクークは2014年、クルド人治安部隊「ペシュメルガ」がイスラム過激派組織「イスラム国」を駆逐して以来、イラク政府の支配が及んでいなかったが、約3年ぶりに奪還したことになる。