【企業】発毛剤の先駆者「リアップ」 後発ライバル“自滅”で足場固め 「メディカルミノキ5」発売延期
王者の牙城は崩されるのか。頭部の薄さが気になる人にとっての頼みの綱がリアップ(大正製薬)だろう。乱立する発毛剤市場で、厚労省が唯一発毛効果を認定。1999年の登場以来、薄毛の人の注目の的で、昨年度の売り上げは161億円に上る。そんな独占市場に激震が走ったのは今月2日。男性用シャンプーなどを手掛けるアンファーが、リアップと同じ発毛成分のミノキシジルを含む発毛剤「メディカルミノキ5」の発売を発表したのである。