【国際】アサド政権が民間人にサリン使用と断定
シリア北西部イドリブ県で4月に猛毒サリンが使われた疑惑を巡り、国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の調査機関は26日、調査結果をまとめた報告書を国連安全保障理事会に提出した。米国連代表部によると、報告書はアサド政権にサリン使用の責任があると結論づけたという。同政権を支えてきたロシアの反発は必至だ。報告書は、アサド政権が4月4日に民間人にサリンを使ったほか、過激派組織「イスラム国」(IS)が昨年9月にシリアでマスタードガスを使った攻撃に関与した、と認定。