【栃木】万引きで有罪判決 女子マラソン代表を追いつめた「摂食障害」 体重検査で監督が「このデブ!」
「あの時の自分に『だめだよ』と言い聞かせ、やり直したい」。窃盗罪に問われた女性は涙声で言った。栃木県内の小売店で7月、化粧品などを盗んだとして起訴された世界陸上女子マラソンの元日本代表、原裕美子被告(35)の公判が宇都宮地裁足利支部であった。一流の女性アスリートを何が被告席へ追い詰めたのか。【中川聡子、坂根真理/生活報道部、野田樹/宇都宮支局】◇窃盗は典型的症状
原被告は2005年名古屋国際女子マラソンで優勝し、同年のヘルシンキ世界陸上で6位に入賞した一流ランナー。