【企業】JT社長に51歳の寺畠正道氏 民営化以降で最年少
日本たばこ産業(JT)は、小泉光臣社長(60)の後任に、海外事業の統括子会社、JTインターナショナル(JTI、スイス)副社長の寺畠正道氏(51)を充てる人事を固めた。1985年の民営化以降で最年少の社長となる。11月下旬の取締役会で決め、来年3月の株主総会日付で就任する見通し。国内たばこ市場の縮小が続くなか、企画部門が長く、海外事業の経験が豊富な寺畠氏を経営トップに抜擢(ばってき)し、利用者が増えている加熱式たばこの普及や、新興国など海外事業の拡大を進める狙いがある。