【滋賀】大津京、歌碑で愛して 遷都1350年、節目に愛好家 但馬皇女、舎人吉年の二基お披露目
かつて都が置かれた近江大津宮(大津京)で詠まれた万葉集の歌を、石碑にして保存に取り組む愛好家グループが、遷都1350年という節目の年に目標だった10基の建立を達成した。25日に大津市唐崎の唐崎苑で2基の除幕式を行った。このグループは万葉集の勉強会やゆかりの地を巡る活動をしている「淡海万葉の会」。「目に見える形で何かを後世に残そう」と二〇〇八年に始め、これまでJR大津京駅前や近江神宮境内などに柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)や額田王(ぬかたのおおきみ)の歌を刻んだ八基の歌碑を設置してきた。