【社会】増え続ける見捨てられる土地、すでに九州全体の規模まで拡大
人口減少が進む日本で、見捨てられるのは家や墓だけではない。土地も同じだ。増田寛也元総務相が座長を務める所有者不明土地問題研究会によると、九州の土地面積を上回る約410万ヘクタールの土地が所有者不明となっている。日本全体の約11%の規模。国土交通省による調査を基に、同研究会が全国推計を算出した。10月公表の将来推計では、2040年までに約720万ヘクタールと北海道本島に迫る面積まで拡大し、機会損失や税の滞納などを含めた経済的損失は約6兆円とした。