【シリア】クルド人勢力がシリアで議会選挙 新たな火種に
12月2日 8時47分
内戦が続くシリアで過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いで存在感を示してきたクルド人勢力が、支配地域にある町などで一斉に議会選挙を行い、実効支配を強める動きを見せていて、新たな火種になることが懸念されています。シリアのクルド人勢力はアメリカなどの支援を受けて、ことし10月にはISが首都と位置づけてきたラッカを制圧するなど、存在感を発揮する一方で、去年3月にはシリア北部で自治を始めると一方的に宣言し、支配地域を広げてきました。