【生物】タカ放ち、カワウ撃退…フン害から国史跡「千本松原」守る 岐阜
岐阜県海津市の国史跡「千本松原」にカワウが繁殖し、フンの被害で松並木が枯死する恐れがあることから、国土交通省木曽川下流河川事務所(三重県桑名市)が、タカを飛ばして追い払い、ねぐらを引っ越しさせる社会実験に乗り出した。3か月間、定期的にタカを放って効果を確かめる。作戦初日の12日、岐阜県瑞穂市の鷹匠たかじょう、佐藤稔さん(48)がタカの一種、ハリスホークの粋すい(オス3歳)を帯同して松林へ来ると、カワウは「グゥ、グゥ」と警戒の鳴き声を上げ始めた。