【宮城】気仙沼に計画していた防潮堤建設を断念、反対根強く「防潮堤はいらないという地元の意見が大半」 市長「景観が守られた」
宮城県は14日、気仙沼市港町に建設予定の海抜5.0メートル、長さ460メートルの防潮堤に関する住民説明会を同市魚市場で開き、現地に防潮堤を造らない方針を明らかにした。地元の反対が根強く、当初の計画を事実上断念。接続する予定だった防潮堤を山側に伸ばす代替案を示し、住民に了承された。県の当初計画は数十年から百数十年に1度発生が予想される津波に対応できる見た目の高さ3.2メートルの防潮堤を、臨港道路と岸壁の間に造る予定だった。