【作物】大豆国際価格が一段安、南米で作柄改善の観測 シカゴ先物価格、今月上旬から5%下落
大豆の国際価格が一段と下落している。指標となるシカゴ市場の先物価格は日本時間19日夕時点の時間外取引で1ブッシェル当たり9.61ドル前後。今月上旬から5%下落し、およそ1カ月ぶりの安値圏で推移している。乾燥気味の天候が続き作柄の悪化観測が出ていたアルゼンチンで、中央部を中心に降雨が確認された。生育環境の改善に十分な雨量とみられ「天候リスクが後退している」(伊藤忠商事傘下の調査会社、食料マネジメントサポートの服部秀城本部長)ことが売り材料になった。