【科学】雷から「反物質」が生成されるメカニズム、ついに解明へ 京都大学の研究チームが発表
自然界にはほとんど存在しないと考えられていた「反物質」が、雷という身近な自然現象によって大量に生まれている--。そのメカニズムが、京都大学の研究チームによって世界で初めて解明された。地球上には、絶えず宇宙から高エネルギーの放射線が降り注いでいる。宇宙線と呼ばれるこれらの放射線は、超新星の残骸やブラックホール、そして中性子星が「加速器」の役割を果たし、高エネルギーの電子や陽子を生み出した結果と考えられている。