【東京】富岡八幡、憂いの年末年始 宮司代務者で例年通り行事
東京都江東区の富岡八幡宮で、神職トップの女性宮司が元宮司の弟に日本刀で殺害された事件から二週間余りが過ぎた。富岡八幡宮ではナンバー2の権宮司が宮司代務者に任命され、例年通りに年末年始の行事を行う。事件の背景に宮司の地位をめぐる姉弟の確執があり、宮司はしばらく空席が続きそうだ。 (阿部博行、加藤健太)事件から一週間後の十四日、富岡八幡宮は宮司の富岡長子さん(58)が弟の茂永容疑者(56)に襲われた現場や境内などの三カ所で、穢(けが)れなどをはらう神事の大祓(おおはらえ)を行った。