【JR西】新幹線亀裂で脱線事故遺族に説明、謝罪
JR西日本の吉江則彦取締役は10日、兵庫県三田市内で、乗客106人が死亡した福知山線脱線事故(2005年)の遺族4人に会い、新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が入り破断寸前だった問題について謝罪した。吉江取締役は「運行指令と車両保守担当が相互に依存し、主体的に止めようとしなかった」と説明。脱線事故の反省から「判断に迷ったときは、最も安全と認められる行動をとらなければならない」と定めた安全憲章を念頭に、「至らないところがあり、これを契機に立て直しを図っている」とわびた。