【社会】3人転落死、無罪主張へ=殺人で起訴、老人ホーム元職員―23日初公判・横浜地裁
川崎市の老人ホームで入所者3人が転落死した事件で、殺人罪に問われた元職員今井隼人被告(25)の裁判員裁判が23日から横浜地裁で始まる。同被告の関与を裏付ける直接証拠は乏しく、弁護側は無罪を主張するとみられる。検察側は状況証拠を積み上げて立証する方針だ。起訴状などによると、今井被告は2014年11月3日深夜から4日未明にかけ、当時勤務していた川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、入所者の男性=当時(87)=を4階居室のベランダから投げ落として殺害。