【滋賀】燃やした護摩木の上を素足で歩く「火渡り神事」 宮司急逝で中止 危険伴い継承は困難
燃やした護摩木の上を素足で歩く滋賀県野洲市永原の菅原神社の「火渡り神事」が、今年から中止となる。行事を長年営んできた村田清行宮司=享年(80)=が昨秋に急逝し、神事の継承が難しくなったためといい、氏子らは「残念だが、参拝者の安全を守るため仕方がない」と話している。同神社では鎌倉時代から護摩木を燃やすお火焚(ひたき)神事が行われており、火渡り神事は1975年に村田宮司が氏子の無病息災を祈願するため、お火焚神事の護摩木の燃えがらを使って始めた。