【札幌施設火災】11人の死因は焼死 廊下に火、逃げ場喪失か 身元特定に時間も
札幌市東区で生活困窮者らの自立支援関連施設「そしあるハイム」が全焼した火災で、北海道警は2日、司法解剖の結果、死亡した11人の死因はいずれも焼死と発表した。同施設は中央の廊下に煙や熱が充満しやすい「中廊下式」の構造で、急速に火が広がった結果、逃げられなくなった可能性があるとみて調べている。道警はDNA型鑑定などで11人の身元確認を進めているが、鑑定結果を照合する親族ら身寄りのない人もいるとみられ、全員の特定には時間がかかる見通し。
