【企業】業績が悪化の三菱重工 保有の三菱自動車の株式、三菱商事に売却を検討
業績が悪化している大手機械メーカーの「三菱重工業」は、保有する三菱自動車の株式の大半を三菱商事に売却する方向で検討を進めていることがわかりました。三菱自動車は、1970年に三菱重工の自動車部門が独立した会社ですが、燃費不正などの問題で業績が悪化し、おととし、日産自動車のグループの傘下に入りました。三菱重工は三菱自動車の株式の保有比率を段階的に引き下げてきましたが、間接保有も含めた残りのおよそ10%の株式についても、大半を三菱商事に売却する方向で検討を進めていることが関係者への取材でわかりました。