【社会】「チバニアン」斜面に研究団体が見学用コンクリ階段設置 国の天然記念物指定を目指す市は困惑
地質学上の時代区分に「チバニアン」の名が刻まれる可能性があることで注目を浴びる千葉県市原市田淵の地層。その斜面に、地質学者らでつくる研究団体がコンクリートブロックの階段を整備した。見学者にとっては地層を間近に見ることができる便利な階段。だが、国の天然記念物指定を目指す市は「現状変更」に困惑している。地層は養老川沿いに露出し、約77万年前に地球のN極とS極が逆転して今と同じ向きになったことが確認できる。