【宇宙】アルマ望遠鏡、史上初めて銀河の「回転ガス雲」を発見 半径およそ20光年
国立天文台と鹿児島大学によって構成され、今西昌俊氏を代表とする研究チームは、アルマ望遠鏡を用いた観測により、渦巻銀河M77の中心核に、超巨大ブラックホールを取り巻くドーナツ状の回転するガス雲を発見した。その半径はおよそ20光年。活動銀河核と呼ばれる、銀河の中心をなす超巨大ブラックホールの周囲に、回転するドーナツ状の分子ガス、すなわち回転ガスが存在する可能性は古くから指摘されていたのだが、直接に観測されたのはこれが観測史上初めてのことであるという。