【インバウンド】インバウンドに黄色信号も…ムスリムの信頼揺らぐ日本の「ハラル認証」の実態
ムスリム(イスラム教徒)の訪日客が急増するなか、イスラム教の戒律に従ったハラル食を提供する飲食店がこぞって取得を目指した「ハラル認証」の信頼性が揺らいでいる。認証団体が乱立し、統一基準がないまま認証だけがひとり歩きした結果、かえってムスリムの不信感を増長させる事態になっているためだ。このため、飲食業界ではSNS(会員制交流サイト)などで食材や調理方法を公開したり、店頭での説明を徹底したりするなど、認証に頼らないアピールが広がっている。