【人権】受刑者 服役中に移送先病院で出産 手錠付け分娩台に
覚せい剤取締法違反の罪で2010年から2年半にわたって笠松刑務所(岐阜県笠松町)に服役していた30代の女性が毎日新聞の取材に応じた。妊娠していた女性は服役中、移送先の病院で出産したが、手錠をはめられた状態で分娩(ぶんべん)台に上がった。「手錠があったことで出産が苦しい思い出になった」と振り返る。法務省は14年12月の通達で出産時には手錠を外すとの統一方針を打ち出したが、それまでは妊娠中の受刑者や被告の多くが、手錠を付けての出産を強いられてきた。