【社会】9人が死亡した中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故、前社長ら過失問えず 全員不起訴へ
業務上過失致死傷容疑で書類送検の8人
9人が死亡した山梨県大月市の中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故で、甲府地検は、業務上過失致死傷容疑で書類送検された管理会社「中日本高速道路」と保守点検を行っていた子会社の両社長(当時)ら8人全員を不起訴とする方向で東京高検などと調整に入った模様だ。ただ、不起訴後に検察審査会の議決で強制起訴される可能性も残っており、地検は遺族の処罰感情も踏まえ、最終的な結論を出すとみられる。