【東京は25日満開予想】お花見、数十年後に消滅…?「クビアカツヤカミキリ」被害、各地で広がる
春を彩るサクラなどに外来昆虫の脅威が迫っている。1月に特定外来生物に指定された「クビアカツヤカミキリ」だ。サクラやモモなどの木に寄生した幼虫が内部を食い荒らし枯死させるという。被害は大阪など7都府県に拡大。専門家は「数十年後には日本で花見ができなくなる恐れがある」と警鐘を鳴らしている。(細田裕也)◇
「これがフラスです」
大阪府大阪狭山(さやま)市の公園で今月9日、市公園緑地グループの赤阪幸司さん(33)はソメイヨシノの根元に広がった茶色の物体を指さし、そう言った。