【タリウム事件】「納得できない。司法は発達障害の理解度が低い」 元名大生側が上告 無期懲役支持の高裁判決
大学1年時に名古屋市で高齢女性を殺害し、高校2年時に仙台市で同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたなどとして、殺人、殺人未遂罪などに問われた元名古屋大学生の女(22)=事件当時16~19歳=の弁護側は5日、無期懲役の1審・名古屋地裁判決を支持した名古屋高裁判決(3月23日)を不服として上告した。弁護側は3月26日、1審判決に続いて完全責任能力を認めた高裁判決に対し「到底納得できない」とコメントした。