【旧優生保護法】57年前の強制不妊手術 男性が実名で取材に応じる 当時19歳、診察もないまま「精神分裂病」の診断、手術
札幌市内に住む76歳の男性。強制的に不妊手術を受けさせられたとして、13日、実名で取材に応じました。札幌市北区の小島喜久夫さん(76)。57年前、強制不妊手術を受けさせられたという。「実名で堂々としていれば、こうして(訴える人が)出てくるのでは」。道内で行われた強制不妊手術は、全国最多の2593件。道が1956年に作成した事業方針には、「あらゆる機会を捉え、これら対象者の発見に努め、保健所または地元病院による申請を図るようにする」と、優生手術の徹底が掲げられている。