【技術】木材から飲用せきる「酒」製造の技術開発 香りも多様に
森林総合研究所(茨城県つくば市)は26日、木材を発酵させ、木の香りを残したままアルコールを製造する技術を開発したと発表した。今後飲用のための安全性を確認し、民間企業との共同研究を経て2020年度までに世界初の「木のお酒」実現を目指す。木から燃料用アルコールのバイオエタノールを製造する技術はあるが、硫酸を使用したり、分解しにくい木の成分「リグニン」と一緒に香り成分まで除去されたりするため、燃料以外に使うことは難しかった。
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