【国際】マレーシア ナジブ前首相の出国禁止 汚職疑惑再び追及か
【ジャカルタ武内彩】独立以来初めての政権交代が起きたマレーシアで12日、入国管理局がナジブ前首相の出国を禁止した。国外逃亡を阻止する意図があるとみられる。ナジブ氏には政府系ファンドを巡る巨額の汚職疑惑が持ち上がっており、就任したばかりのマハティール首相(92)の政権下で捜査対象になる可能性がある。ナジブ氏に対しては、自身が設立した政府系ファンド「1MDB」から約7億ドル(約760億円)が個人口座に送金されたとする疑惑が指摘されている。