【社会】「工藤会」へのみかじめ料800万円を脅し取られたゼネコンに、国が400万円を給付 犯人から没収・追徴した金を被害者に返還
福岡県行橋市発注の工事を受注し、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)への地元対策費(みかじめ料)として800万円を脅し取られたゼネコンに対し、国が被害回復給付金支給制度に基づき約400万円を給付したことが、関係者への取材で分かった。制度は詐欺や出資法違反など組織的犯罪で奪われた財産を国が犯人から没収・追徴し、被害者に返還する仕組みで、暴力団のみかじめ料被害者に適用されるのは異例。