【米朝首脳会談】「合意文書は4月の南北首脳会談の焼き直し」と米紙報じる 詳細な非核化プロセスやミサイル実験凍結など明文化されず
ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、史上初の米朝首脳会談を終えて合意文書に署名した。ただ、北朝鮮が核兵器の放棄にコミットするなどの新たな具体的成果には乏しく、非核化の時期や検証方法については、今後の交渉に委ねられる格好となった。首脳会談後に署名された合意文書は、トランプ氏が「非常に包括的」だと述べた一方で、米国が目標としていた完全かつ検証可能で不可逆的な非核化プロセスについて、詳細がほぼ何も盛り込まれなかった。