【貿易摩擦】米企業や農業への影響が顕在化 欧州向け関税6%→31%、ハーレーダビッドソンは生産を海外へ移転
米国の鉄鋼輸入制限に対して欧州連合(EU)や中国などが発動した報復措置が、米企業や農家に及ぼす悪影響が顕在化してきた。米二輪車メーカーのハーレーダビッドソンが生産を海外に移転するほか、豚肉などの農産物で売り上げが減少。米国内の事業者が今後の貿易相手からの報復拡大に警戒を強めている。ハーレーは25日、EUが22日に発動した二輪車への報復関税を回避するため、欧州向け製品の生産を米国から海外に移管すると表明した。