【西日本豪雨】「あきらめない」渋滞中に川が氾濫、流され水没するも息継ぎするスペースを確保し脱出、生き延びる 広島
「ここで終わりかもしれない」--。6日夜の豪雨では、広島県熊野町につながる広島市安芸区矢野東の県道34号で起きた渋滞中、近くの矢野川が氾濫し多数の車が流された。熊野町平谷の会社員、中島春好さん(61)も車ごと約1キロ流されたが、水没する車中で何とか息継ぎするスペースを確保し、生き延びた。中島さんは6日午後7時ごろ、広島市内の勤務先から車で帰宅中、自宅まで約5キロの上り坂にさしかかったところで長蛇の渋滞の列につかまった。