【倉敷市真備町冠水】小田川の洪水対策は長年の懸案 1968年堰建設計画→2002年中止→2010年付け替え工事決定→今秋着工予定
住宅地など約1200ヘクタールが水没し、多数の犠牲者が出ている倉敷市真備町地区。決壊した高梁川の支流・小田川では国土交通省が治水対策として付け替え工事を計画し、今秋にも着工の予定で、「工事が完成していれば被害が軽減された可能性は高い」(同省岡山河川事務所)という。一方、一帯では1960年代に治水機能を高める堰(せき)の建設が計画され、2002年に中止になったものの、洪水対策は長年の懸案。