【農業】羽音隠し、暗闇から鋭く一撃! リンゴ園のネズミ対策 主役は猛禽類
青森市浪岡の樽沢地区で、猛禽(もうきん)類の力を借りてリンゴ園や水田で目に付くネズミの食害を減らそうとの試みが広がっている。樹皮や根をかじるネズミはリンゴ樹の大敵。木を保護するプロテクターを付けたり殺鼠剤(さっそざい)をまいたりしているものの、毎年多くのリンゴ農家が被害に悩まされている。そこで、地域の自然環境保全のために住民らがつくった「樽沢里地里山を考える会」(鳴海和昭会長)は、フクロウをリンゴ園に呼び寄せてネズミを捕まえてもらうことを計画。