【西日本豪雨】「ママ、寒いよ」最期の言葉、母の耳を離れず。5歳児の夢を奪った土石流★2
豪雨で犠牲になった広島市安芸区矢野東7の幼稚園児、土井愛翔(まなと)ちゃん(5)の夢は警察官。来春に小学校に入るのを楽しみにしていた。「ママ、寒いよ」。保育士の母佳織さん(29)は、避難の際に聞いた愛翔ちゃんの最期の言葉が耳から離れない。濁流にのまれた母子は引き裂かれ、夢も希望も絶たれた。佳織さんは18日、親族とともに避難先から約1週間ぶりに地面がむき出しになった「梅河(うめごう)団地」の自宅跡に立った。