【日銀】金融緩和の「副作用」軽減検討へ 長期金利の上昇容認 物価上昇率見通し0.3%引き下げ 2%の目標 さらに遠のく
日銀は30、31日に開く金融政策決定会合で、大規模金融緩和の長期化に伴う副作用を軽減するため、長期金利の上昇を一定程度容認することを検討する。「0%程度」としている現行の誘導目標は維持した上で、金利の調節を柔軟に行い、より大きな変動を可能にする案が柱だ。ただし政策委員会内には、金融緩和を元の状態に戻す「出口政策」と受け止められることへの警戒もあり、調整が難航する可能性もある。