【武術】津和野藩伝来の「北窓流杖術」、島根の空手家が復刻。欧州でもお披露目
江戸時代に津和野藩(今の島根県津和野町)で受け継がれていた武術「北窓流杖術(ほくそうりゅうじょうじゅつ)」を、同県益田市に道場を構える空手家の豊田篤志さん(55)が復刻した。今年6月にスペインで開かれた武道の催しでも、この北窓流杖術を披露。集まった欧州の武道指導者たちにも技を伝授した。北窓流杖術は、「杖」と呼ばれる4尺(1・2メートル)の棒を使った武術で、江戸時代に津和野藩で継承されたといい、幕末には存在していたことが資料から確認できる。