【観光】日本人は地域の“ダークサイド”に無関心すぎる 「悲しみの土地」巡る“ダークツーリズム”が人気
人類の悲劇を巡る「ダークツーリズム」が世界的に人気です。悲しみの土地をあえて気軽に観光することで見えてくるものは何なのでしょうか? 日本ではまだなじみが薄いこの旅のポイントを観光学者の井出明氏の新著『ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅』から抜粋して考えます。■ダークサイドを観る意義
「闇があるから光がある」
この言葉は、プロレタリア作家・小林多喜二が、愛する田口タキに送った恋文の一節である。