【岩手】「縄文の聖地」でアイヌ儀式「カムイノミ」 一関・祭畤地区の有志が復活
万物に宿る神と先祖に感謝をささげるアイヌ民族の儀式「カムイノミ」が8日夜、「縄文の聖地」の一つとされる一関市厳美町の祭畤(まつるべ)地区で執り行われた。縄文ゆかりの地にアイヌの儀式を復活させようと有志でつくる実行委員会が昨年から始めた「焔祀(ほのおまつ)り」の一環で、今年は約30人が来場した。アイヌの長老で東京アイヌ協会名誉会長の浦川治造さん(80)=千葉県木更津市=が、神を表すヤナギの神木「イナウ」を祭壇に立て、祈りの言葉を唱えた。