【北海道】人慣れクマ出没30件超 問題長期化、住民疲弊 「賢い、人を恐れない」「追い払ってもすぐ戻ってくる」
建物の一部を壊したり畑を荒らしたりとクマによる被害や目撃が止まらない北海道島牧村で、7月29日以降の出没件数が30件を超えた。今回のクマの最大の特徴は、人を恐れないこと。警察や地元猟友会が警戒を続け村も一部地区で異例の夜間外出自粛を呼びかけているが、長期化に地域住民には疲労の色がにじむ。【野原寛史】14日午後7時50分ごろ、同村の原歌地区で警戒中の道猟友会島牧分会長、高島紀彦さん(61)に「近くの住宅の裏でクマらしき物音がしたという通報があった」と連絡が入った。