【社会】潜在化しやすい聖職者のわいせつ事件 セクハラ行為は過去にも問題に 「マインドコントロールされ、拒絶できなくなってしまう」
聖路加国際病院(東京都中央区)で、宗教的なケアを担う40代の牧師の男が患者への強制わいせつ容疑で書類送検された。聖職者によるわいせつ行為やセクシュアルハラスメントは、過去にも問題となっている。刑事事件として立件されるケースもあるが、宗教的な儀式や個人的なカウンセリングなど密室でのやりとりは立証のハードルが高く、絶対的な地位にある聖職者の告発にためらう被害者も多い。