【国際】セクハラ社会問題のエジプト イスラム教スンニ派最高権威機関が警鐘「自由や尊厳の侵害であり、イスラム法のハラームにあたる」
【カイロ篠田航一】セクハラが社会問題となっているエジプトで、イスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルがセクハラ行為について「自由や尊厳の侵害であり、イスラム法のハラーム(イスラム教で禁止の意味)にあたる」との声明を出した。国民の9割がイスラム教徒のエジプトで、宗教界が社会に警鐘を鳴らした格好だ。エジプトではセクハラを巡る口論がもとで殺人事件が起きるなど、深刻な社会問題になっている。