【京都】宿泊施設の建設予定地で平安期の刀装具つくる道具出土 西本願寺近辺の魚ノ棚、中世の高級品職人町か?
中世に職人町だった痕跡を示す出土品が見つかった発掘調査現場(京都市下京区油小路通下魚ノ棚下ル)
京都市下京区油小路通下魚ノ棚下ルの発掘調査で、平安時代末期から鎌倉時代ごろの刀装具をつくるための道具などが見つかった。調査した民間会社は、平安京南部で中世にかけて形成された「七条町」などの職人町が広がりをもって栄えていた痕跡と捉え、高級品も手掛けた京都ならではの商工業地のにぎわいを示す遺構や遺物とみている。