【石川】白山比め神社の前身、いにしえの「白山宮」に思いはせ 古宮遺跡、出土品を公開 「本当に古い神社があったなんて」
県埋蔵文化財センターは二十七日、発掘調査中の白山市古宮遺跡(同市白山町)で見つかった平安時代後期から室町時代後期までとみられる四層の遺構の現地説明会を開いた。二万点以上の出土品の一部が公開され、参加した約百十人が当時の暮らしに思いをはせながら発掘現場を巡った。遺跡は白山比め(しらやまひめ)神社(同市三宮町)の前身になる「白山宮」の一画とみられ、室町時代の一四八〇年の火災で同神社は現在地に移ったとされる。