【神奈川】書物でたどる鎌倉時代150年 文学館で特別展
鎌倉時代の約百五十年間を当時の書物や後世の文学作品などでたどる特別展「鎌倉時代を読む-古典から現代作品まで」が、鎌倉市長谷一の鎌倉文学館で開かれている。鎌倉幕府の記録文書「吾妻鏡」の版本や、新たに同館の収蔵資料に加わった作家永井路子さんの直筆原稿など約八十点が並ぶ。十二月九日まで。展示は、一一八〇(治承四)年四月に後白河天皇の第三皇子の以仁王(もちひとおう)が、源頼朝ら各地の源氏に平家追討の令旨(りょうじ)(命令書)を出したことを記した「吾妻鏡」の冒頭の紹介から始まる。